うぉーれんくろす

まず、自分の絵なのですが、絵柄だったり色使いだったりまとまりが無いです。

普通だったらこうパッと見で「あ、この絵はあの人のだ～」と分かると思いますが、自分の場合…

え？これお前描いたの？さっきと全然違うやん？

まぁこうなるわけです。

「なによ！そんなこと自分でも理解してるわよっ！このあほ！」
「あんた逆切れなわけ！？ほんと性質が悪いわねっ！」
「きぃぃっ！オカマなめんじゃないわよっ！」
「あたしだってオカマよ！」

と、おすぎとピーコが喧嘩するいきおいで友達と争えるくらい自分でも分かっているのです。

俺自身色々な絵を描きたいと思っているのも確かですし、人間だってみんな顔が違うのだから良いのではないか？と思うこともありますが、絵柄を統一できない事は自分のネックの一つです。

厳密に言えば絵柄を統一することはできると思います。

目はこうで、体つきはこう、色はこう塗って、影はここにつける。
見たいな感じで自分の絵を決めて、用意した絵の参考資料に沿えば描けなくはないと思います。

ただ、どんな絵柄で統一したいのか自分でも分からないのです。

よく自分の好きな絵柄で描けばよいと言われますが、なにぶん色んな絵柄が好きでして…



昔はずっと模写を繰り返していて同じ絵柄で描けるようになったこともありますが、そのときはできた絵を見ても良い方向には何も感じることはできませんでした。

それはもう自分の絵だと言って公の場に出したら確実に盗作以外の何物でもない。

あくまで模写なのだから。

そこにオリジナリティは皆無でした。

できあがったそれを崩してみても崩しきれず、ああだこうだやっているうちにもう結局なにが描きたいのかも分からなくなってしまい結局模写はやらなくなってしまいました。

でも模写は決して悪いことではないです。

絵を描く上ではとても大事なことだと思います。

物の構造を理解したり、空間を把握する能力を鍛えたり。

デッサンと同じように絵に慣れるためにはとても大切なものの一つです。

ただ自分にはそこから自分自身の絵に持っていくことができなかったというだけのこと。


そんな日々を５年ほど繰り返しました。


逃げていた構図の勉強をしたり、筋肉や骨格の勉強をしたり、色の勉強をしたり。

絵はセンスが無ければ描けないと言われ、それでも努力すればできるはずと頑張りました。

空間を把握することも、物の形を覚えることも上手くできない俺でも頑張ればできる！

物覚えが悪い俺でも頑張れば覚えることができる！

美術の成績が１と２で埋め尽くされていたって頑張ればできる！

頑張れ頑張れあきらめるな！修造が応援してるぞ！

と色々なことをやった５年間でした。



んで、結局

あれ？模写が全くできなくなってる…

あれ？参考資料無しに全く絵が描けない…

ちょっと待て…数年前のほうが何も考えずにスラスラ描けてなかったか？

すごく悩みました。

正直ペンを持つことすら嫌になりました。

そして俺は荒れました。

横断歩道は赤でも渉るわ、荷物を持ったおばあさんの手助けはしないわ、挙句の果てに密室のエレベーター内で屁をこくわｅｔｃ…


そしてそんな荒んだ生活を送っていたある日…


画面を赤一色に染めて「お前の血は何色だぁぁ！！」とディスプレイに喧嘩を売っていると

「孫！オレの血は紫だ！！」

とピッコロさんの声が聞こえ

「マジでバナナジュースぱねぇ！」

と友達の声が聞こえ

「今日のラッキーアイテムはピンクの下着！」

と占いのお姉さんの声が聞こえ





俺は気付きました。

【今まで】
構図→ラフ→下描き→線画→色塗り→仕上げ→完成

【天からのお告げ】
{(色塗り＋構図＋ラフ＋下書き)×仕上げ－線画}×高さ÷２→完成

「そうか！雲の形がナスとかバナナみたいに見えるのとか、『天井のシミを数えてる間に終わるから』と言われて見ていたシミがオバケに見えて怖かったとかと同じ原理で描けばいいのか！！」

ここから見えるもの…

………
……
…

見えるかっ！！

ん？でも待てよ…
これをもっとぐちゃぐちゃのアヘアヘにして…





ん？これスプーか？

まぁ、見えなくも無いだろう…ってことは顔に見えるから…





指先ツールっておもしろいな…こんなふうにいじれるなんて知らなかっただ…
顔っぽくなってきたから後はこんな感じで色つけて…





覆い焼きと焼きこみ使って、色見てエアブラシで塗って…



あとは根気だ！完成まで行くぜ！！








すみませんあきました…ｏｒｚ

ちなみに写真屋の5.0使ってます。


とまぁだいぶアホな事書きましたが、こんな感じで描いて出来上がったのがこのチルノでした。






普通の絵なんですけどね、この絵には少し思い入れがあります。



自分は高校からの絵描き仲間が２人いるのですが

一人は自分の絵の師であり、漫画描いて笑わせてくれたり、高校三年間とても楽しく過ごさせてくれた友達。

もう一人は自分と同じ夢を持ち、それを達成させ現在プロとして絵を描いています。

二人ともそれぞれ絵の質は全然違うのですが、出会った時には自分にはないものを持っている奴らでした。

そんな奴らと絵を描いてるだけでもとても嬉しかったのですが

だんだんと描いてる中で一人ぽつんと取り残された気がして…

寂しくて、悔しくて、勝ちたくて、すげぇって言わせたくて。

それだけの為に絵を描いていたんだなって。

このチルノ描けたときに気付きました。


これすごく思いを込めて描けたんです。

描く作業がすごく楽しかったんです。

まるで子供の頃のように。

子供の時に描いてた絵は下手だったけど楽しかった。

人に見せたら馬鹿にされたけどそれでも絵を描くことは楽しかった。

だって自分を楽しませるために絵を描いていたんだ。

絵を描くって勝ち負けとか争うとかそういうのじゃないんだよ。

嫉妬心だって大事だけどそれだけで描いてたら、何を描いたって自分で良いものだって思えないよね。

そこにあるのは他人に評価を得たいだけの自分だもん。

本当にその絵を評価できるのは自分だけなのに。

他人任せにしたらだめでしょ俺。

ってそういうすごく大事なことも思い出せた絵なんです。

だから個人的にはすごく気に入ってます。



でも、やっぱり人にもこれいいなって思ってもらえるものは描きたいです。

すっごいわがままですがね。

本当の意味を知らずとも、理解はできなくても、絵を見て楽しくなることはできるから。

自分はそうやって楽しさをもらって生きてきたわけだから。

誰かが楽しくなってくれたら嬉しいです。

世の中は辛い事や悲しいことでいっぱいです。

時折生きている意味すら分らなくなります。

だからこそそんな日常に一つだけでも楽しいことがあれば嬉しい。

例えば友達と遊んだり。

例えばおいしいご飯を食べたり。

例えば可愛いおにゃにょことにゃんにゃんする妄想をしたり。

妄想したり…

空しい…

おおっとあぶないあぶない！

ともかく自分はそんな嬉しさの一つになりたいと思っています。

きっと今までもこれからもマイナスな事をあたえてしまうこともあると思います。

でもそういう人にはきっと違う場所で嬉しい事があると信じています。

だから…あ、やめっ！石とか投げないで！

痛いっ！なんでそういうことするの！？悔しい！でも感じちゃうビクビク…






あーーーなんかぐだぐだ書いたような気がしますが読み返してなんぞこれって感じですね…

酔っ払っているともうなんだかよく分からんことを書いたなすね…

きっと寝て起きたらなんぞこれって感じでしょうねあひゃひゃｏｒｚ

ここまで読んでくれた人本当にありがとう！

こんなわけの分らない文でごめんね。

というかこんなの書いている暇あるなら絵書きなさいよ俺…


起きたらビシバシドギャーンと描くよ！